初めての映像作品の完成後、映像制作続けていくか悩んでいた時期、会社の同期からオファーがあり制作した余興ムービー。コンセプト（＝内容）は、クライアントである友人からの熱烈な希望で、とあるMVを模倣したダンス映像。

　まず、クライアント側でダンス映像を撮影して頂きました。スタジオを借りて撮影を行ったため、スタジオの背景は「白」（このあと問題点が発覚することに、、、）。事前準備として、MVを観ながら、Illustratorで背景になる要素を制作。奥行き感を出すため、軽く遠近感を意識しました。撮影後のデータを頂いた後は、クロマキー合成で人物部分を切り抜き、Illustratorで制作した背景と合成するという、ポスプロみたいな編集内容。初めてのクロマキー合成で、どの色をアルファチャネル（透明）にするか指定できるのですが、ここでスタジオ背景の「白」を指定すると、その背景と似た「白」の衣装も透明になってしまいことに編集中に気づく。。。「再撮影」のお願いができなかったため、スタジオ背景の「白」が透明になり、衣装の「白」が透明にならない「白」を根気よく探して誤魔化しました。クロマキー合成後は、音楽とダンスを同期。1秒ずれただけで違和感があり、それを最初から最後まで調整するのに苦労しました。撮影は編集都合を十分に考慮しないと、映像作品の完成度が上がらない、ということを学ばせて頂いた貴重な映像作品になりました。