Blog 01. 星と宇宙

Star, Season

#007 秋の星座

はじめに

みなさん
秋の星空をご覧になったことありますか?

え?
見た記憶ないって?

それもそうかも、、、

春夏秋冬の中で
最も1等星の数が最も少ない季節

それが秋!!

秋の星座の1等星は「みなみのうお座のフォーマルハウト」の1つだけなんです。。。だから、他の季節と比べて暗い印象の星空に。だけど、秋の星空でしかお目にかかれない星もいっぱい!!

今回は1年で最も賑やかでない、
秋の星空の見どころをご紹介します!!

目次
 1 秋の大四辺形
 2 アンドロメダ銀河 -M31-
 3 ガーネット・スター(柘榴石の星)

秋の大四辺形

 秋の季節、天頂近くに並んでる4つの星。それが、秋を代表する星の集まり「秋の四辺形」。淡い星の多い秋の星空の中では、比較的明るい星で構成されているので、目につきやすい、、、はず!ぜひ、夜空を見上げて見つけてみて!!

「秋の四辺形」の4つの星のうち、3つがペガスス座で、1つがアンドロメダ座に属してる、と決められてます。それも今となってはの話で、歴史を紐解くと、1929年 国際天文連合総会で星座の境界が再定義されるまでは、アンドロメダ座に属している星(アルフェラッツ)は、ペガスス座のδ星でもあったらしいんだって!

だから、星座線がくっついている感じになってるみたい。

秋の大四辺形

アンドロメダ銀河 -M31-

 「秋の四辺形」の4つの星のうち、北西側の星「アンドロメダ座のアルフェラッツ」。この「アルフェラッツ」を基準にして、北西側を見ていくと「アンドロメダ座」があります。この「アンドロメダ座」の腰あたりに位置する明るい星々が、私たちが住んでいる「地球」(天の川銀河)から1番近い銀河「アンドロメダ銀河」。

晴れた暗い夜なら、肉眼でも見ることができる、っぽい。「アンドロメダ銀河」は地球との距離が約240万光年で年々こっちに近づいてるらしいよ。そして、約40億年後には私たちのいる「天の川銀河」と衝突して1つになるっていう予測がされているんだって。

もしよかったら、秋の星空で「銀河探し」なーんて、一緒にどうでしょうか♪

アンドロメダ銀河 -M31-

ガーネット・スター(柘榴石の星)

「はくちょう座」の北十字から続く、天の川の上流に位置する「ケフェウス座」。この「ケフェウス座」の「変光星μ星」。2年ほどの周期で3.6等星~5.1等星まで明るさを変化させてるみたい。

余談
「光」(=明るさ)が「変」化する「星」は「変光星」と名付けられてます。「なぜ明るさが変化するのか」という謎が研究対象として興味深いらしいです。

発見者ウィリアム・ハーシェルがこの「変光星μ星」を観察したとき、あまりの深い赤さに驚いて「ガーネット・スター(柘榴石)」って名付けた、と言われてます。

この「ガーネット・スター」も一緒に観察したいな!! この深赤色の正体は、星の表面温度が2000度と低いから、と考えられています(2000度は、星の中では低いらしいよ)。その辺のお話は、機をみてできたらいいな、って思ってます!

ガーネット・スター(柘榴石の星)