Blog 01. 星と宇宙

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#003 北極星

はじめに

 地球は、太陽の周りを回っています。これは「公転」と名づけられました。そして、地球は自分自身も、とある軸(=地軸)を中心に回っています。これは「自転」と名づけられました。この2つは、私たちの日常生活に深く関係しています。前者の「公転」は1周を「1年」、後者の「自転」は1周を「1日」と呼ばれています。

 そう、こうした地球の運動は、私たちが日々使用している暦(=カレンダー)として、生活に溶け込んでいます。ここでは、「自転」と関係が深い「北極星」を取り上げていきたいと思います!

目次
 1 北極星とは
 2 北極星の見つけ方
 3 歳差運動

北極星とは

 地球は、とある軸(=地軸)を中心にして自分自身、回っています。この運動は「自転」と名付けられていて、この「自転」の影響で、夜空に見える星は、反時計回りに動いて見えるようになっています。(物理学では、運動は相対的と考えるので、観測者は止まっている、と考えています。)

 地球の自転により星は動いているように見えますが、ほぼ動かない星が1つだけあります。その理由は、自転の回転軸の延長上に星があるから。この「自転の回転軸上に位置する星」のことを「北極星」と呼んでいます。

ちなみに、大阪にあるオムライス発祥のお店も「北極星」!!関係ない話ですみません。。。

現在は、この北極星は、こぐま座・α星のポラリス。星座探しの基本となる、この北極星の見つけ方から、勉強していきましょー!

北極星の見つけ方

 北極星は、年中見えているので、方角を知って星座を探す基準にしたり、赤道儀付き天体望遠鏡を使用したりする際、重要な星になってます。ってことで、早速、北極星探し!!

北極星の探し方
 1 方角 なんとなく北を向く
 2 星座 北斗七星を探す
 3 探す 北斗七星の柄の長さを5倍伸ばす

って感じで見つけるみたい。これを実践すると下の写真見たいな感じになります。探せましたか?

北斗七星と北極星

歳差運動

 地球の自転は、コマの回転のように首振り運動(=歳差運動)をしてるんだって。なんで、こんなことがわかるんだろ。

コマが回っている様子

 コマがバランスよく回っている時、中心の棒がくるくる回っているんですが、同じことが地球でも起こってるらしい、ってことが天文学者さんの研究の結果、考えられています。

北極星と歳差運動

このコマの中心の棒の首振り運動は「歳差運動」って名付けられていて、地球の歳差運動の周期は、約26,000年。これは地球の自転軸が、約26,000年ごとに1周してくる、ということ。

いま、北極星は、こぐま座のポラリスです。
それも今だけ。

約8,000年後は、はくちょう座のデネブ、
約12,000年後は、こと座のベガが北極星になる、
と予測されてます。

北極星が変わった、数千年後の世界
いったいどうなるんだろ!?